当社の社内報でも大人気!「力学の小部屋」シリーズの第1弾です!

地球で体重を量ると60kgの人が月で体重を量ると10kgになる、というのは有名な話です。
でも、元々は同じ人なのに場所が違うと体重が変わるというのは、なんだか変に感じます。

そこで、どこの場所に行っても変わらないものを「質量」、その場所にかかる重力(引力)によって変化する物を「重量」や「自重」と呼びました。
また、自重によって力がかかった場合、それを「荷重」と呼びました。

その荷重にもいろいろ種類があり、その場にあるだけで動かない場合を「静荷重」、運動する物体により重さが増減したりする場合を「動荷重」と呼びます。

ちなみに、私たちが伸縮装置を議論する上で良く出てくる「輪荷重」とは、この中の動荷重に含まれます。

荷重はどんな種類であっても、相手の物を押しているので、「外力」の一種と言えます。
広く見れば、体重も力の一種なんて不思議ですね。