こんにちは。工務部の山嵜です。

今回は、橋梁以外にも伸縮装置が使われている事例を当社製品の実績からご紹介します。
令和2年6月20日、東京都江東区有明/青海と中央防波堤を結ぶ、東京港臨港道路南北線が開通しました。

こちらは、東京港のコンテナ貨物増加に対応するために整備され、東京オリンピック開催時には、選手輸送路としても活用される予定になっています。

<臨港道路南北線 路線概要の画像(国交省HPより引用)>

そして、この度、当社製品ハイブリッドジョイントが、同路線「東京港海の森トンネル」にて使用されました!

ハイブリッドジョイントL-60(設置場所:7号函)>

特筆すべきは、やはりこのクランク形状ですね。

経験豊富な施工業者の方も「こんなの初めてだ!」とおっしゃっていました。
「海底トンネルに伸縮装置?」と思われた当ブログ読者の皆様。
私も営業当時、同じ疑問を持ちました(笑)

同様に、一部の海底トンネルには伸縮装置が使用されているようです。
私がドライブ中に確認したのは、東京湾アクアラインの「アクアトンネル」、首都高湾岸線の「東京港トンネル」などです。

ちなみに「東京港海の森トンネル」は、沈埋工法による「沈埋トンネル」というものだそうです。
沈埋トンネルとは、地上で製作した沈埋函を、海底に掘った溝に沈め、沈埋函同士を接続し、土砂をかぶせて埋め戻すトンネルのことです。

本件は、複数の会社と同時並行的に作業する現場で、我々の工事工程も比較的長めだったこともあり、
伸縮装置を専門に取り扱ってきた私たちにとっては、非常に多くのことを学ぶことが出来た現場でした。
関係者の皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。

ありがとうございました。
「東京港海の森トンネル」にお立ち寄りの際は、伸縮装置にも目を向けてみてください!

令和2年6月 工務部 山嵜