こんにちは。工務部の大畑です。
前回、伸縮装置の分類について①フィンガージョイント②埋設ジョイント③その他のジョイントという材質についての分類をご紹介いたしました。(記事はこちら)
今回は構造についての分類をご紹介いたします。
構造についての分類は2種類あります。
① 突合せ型
② 荷重支持型
この分類は床板遊間部で輪荷重を支持しない構造・支持する構造に分かれます。
① 突合せ型
床版遊間部にシール材またはゴムだけの止水部を設けた構造であり、床版遊間部で輪荷重を支持しない構造です。
床板遊間部にかかる輪荷重をシール材やゴムで受けているため、主に大きな荷重がかからない歩道部に使用されます。(交通量の少ない車道部にも使用されます。)
また、構造が単純なものが多く、安価でもあります。
当社の製品ではハイブリッドジョイントSSタイプが突合せ型になります。
② 荷重支持型
床版遊間部に鋼材を設けた構造であり、床版遊間部で輪荷重を支持する構造です。
一般的に多く使用されており、耐久性が高いため車道部はほぼ荷重支持型構造の製品を使用しています。
当社のほとんどの製品が荷重支持型となります。
主に歩道部には突合せ型、車道部には荷重支持型というような使い分けがされています。
それぞれ歩道部は歩行者が歩きやすく、車道部は耐久性が高くなるよう工夫されています。
前回に引き続き、伸縮装置の分類についてご紹介いたしました。
専門性が高い分野なだけに、わからないことが多くあると思いますので、このような場で今後もご紹介していきたいと思います。
伸縮装置についてご不明な点等ございましたらどうぞお気軽にお問い合わせください。