2023年9月15日発刊の「橋梁通信」に、当社吉田技術顧問の著書「橋梁技術者が見たマレーシア ―輝く入道雲の国の橋と人々、文化―」を紹介する記事が掲載されました。
記事の内容をブログにも掲載させていただきます。ぜひご覧ください。


橋梁通信 2023年9月15日版

「橋梁技術者が見たマレーシア」
元本四公団吉田好孝氏 JICA派遣の思い出を本に

本州四国連絡橋公団(当時)出身で、後に橋梁調査会研究部長などを歴任した吉田好孝氏が、JICA(国際協力機構、当時は国際協力事業団)からマレーシアに橋梁専門家として派遣された頃の思い出をつづった「橋梁技術者が見たマレーシア ―輝く入道雲の国の橋と人々、文化―」を橋梁通信社から出版した。

吉田氏は同公団の広島県にある管理事務所長を務めていた2001年、マレーシア派遣を打診され、03年まで2年間、公共事業省公共事業総局の橋梁部で働いた。主な仕事は、日本の橋梁技術、中でも建設意欲の強いPC斜張橋の設計や施工を現地政府の技術者に伝えることだった。

マレーシア独自の設計基準がないことに最初は驚いたが、長い歴史を持つ主要国の基準に則ることが合理的だと気付いたこと。藤野陽三•東京大学大学院教授(当時)を基調講演者に招き国際斜張橋シンポジウムをクアラルンプールで開いたこと。地方にも橋梁調査で出向いたこと…。

多くの回顧が続き、マレーシアの人々や社会の様子も描かれている。

主塔は「折り畳んだ傘」をデザインしたペナン橋、美しいコンクリートアーチ橋・ディンディン橋など、現地を訪れた橋も紹介されている。

藤野、大江両氏が寄稿

この本の発刊に寄せて、藤野陽三・城西大学長が「橋梁技術者の海外交流記」(3面)、大江慎一•本州四国連絡高速道路会社参与が「幸せな技術者人生の一端」と題し、それぞれ寄稿した。

藤野学長は、吉田氏が東京湾横断道路会社に出向時、東京湾アクアラインの風による振動を抑える研究成果を博士論文にまとめた時の指導教授。

また、大江参与は吉田氏の本四公団時代、共に仕事に励んだ仲だ。

四六判511ページ。2,500円+税・送料。アマゾンで購入できる。



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