橋梁新聞6月1日号6面「橋に生きる顔」にて、弊社代表取締役の若林勇二が紹介されております。記事の内容をブログにも掲載させていただきますので、ぜひご覧ください。

クリテック工業は、橋梁用伸縮装置の設計・製造のほか、調査・販売・施工を一貫して担うことで知られる。主力製品「道路橋用ハイブリッドジョイント」は納入実績が平成26年末に3万6千メートルを超えた。

現職に就いて7年が過ぎた。経営計画書を4年前に制定して社員と共有し、5期先の売上目標を2倍に設定する。
前職の人材派遣業の営業職時代は、一定の成果を出すものの、希望部署に配属されずにいた。その一方でやりがいのある職種に就業したいとの思いが高じ、信頼を寄せていた上司から別の道もあるのでは、との助言を得てクリテック工業に入社した。

入社直後、担当した新設橋への伸縮装置設置、その直後の直轄橋補修工事での伸縮装置の取り替えが思い出に残る。
「元請や協力業者の話す言葉がチンプンカンプンだった」とし、「汗をかき、恥をかき、頭を下げて全ての人に教えを請うた」と振り返る。現場事務所は、さながら学校のようだったという。

営業職に異動後、人脈を辿る従来の営業手法のほかに飛び込み営業など新たな手法を取り入れた。当初は社内で受け入れられなかったが、1年後にはその手法でトップセールスを叩き出し、周囲からも一目置かれるようになった。

その後、支払い条件の変更など前例にとらわれない様々な改革を断行。結果的に短期間で社員が6人から22人に拡大し、そのうち新卒入社の社員および女性社員の割合が4割を占めるまでになった。
「大風呂敷かもしれないが、100年後に残る、社会に必要とされる会社を目指したい」と抱負を語る。45歳。

橋梁新聞6月1日号6面「橋に生きる顔」