工務部の髙田です!!

さて今回は、当社製品をご採用・設置いただいた橋を紹介していくコーナー「ハイブリッドジョイントを訪ねて」の第3弾として、東京都中央区の朝潮運河に架かる「晴月橋(せいげつばし)」を取り上げたいと思います。

晴月橋は橋長95.50m、昭和34年竣工の橋です。中央区の晴海と月島をつなぐ橋なので、晴海の「晴」と月島の「月」から「晴月橋」という名がついたそうです。

橋下に流れる朝潮運河(あさしおうんが)は、東京都中央区の佃・月島・勝どき・豊海町と晴海の間を流れて、東京湾に注ぐ運河です。
朝潮運河上には2つの水門と大小合わせて8つの橋梁が架かっています。

都営地下鉄大江戸線の「勝どき」駅から徒歩5分という好立地もあり、ハゼの釣り場としても人気が高いそうです。
また朝潮運河と、隣接した月島川・新月島川を含めた区域を「朝潮地区」として、平成18年に「運河ルネサンス推進地区」にも指定されています。これは東京の水辺の魅力向上や観光振興に資するため、

運河等とその周辺における街づくりが一体となって、地域の活性化や魅力等を創出する目的の事業だそうです。
「朝潮地区」の他には「豊洲地区」や田町周辺の「芝浦地区」、「品川浦・天王洲地区」に「勝島・浜川・鮫洲地区」と、計5つの地域が指定されています。

さて、晴月橋の伸縮装置ですが、当社ハイブリッドジョイントS-30タイプが収められています。

とても綺麗に収まっており、設置から9年経った現在も至って健常です。

『運河ルネサンス推進地区』設定後の設置となりましたが、なかなか自然と街の景観に溶け込んでいるのではないでしょうか。

ハイブリッドジョイントS-30

もし「晴月橋」を訪れた際は、ぜひ当社ジョイントを探してみてください!
一般の方はあまり橋の伸縮装置について注目したことはないかもしれませんが、当社ジョイントが晴月橋の魅力のひとつになり、周辺地域活性化のお手伝いに少しでも貢献できれば幸いに思います。

これからも当社製品の入った橋をご紹介して参ります。
次は、あなたの町の橋梁をご紹介させていただくかもしれませんよ!

橋梁耐震補強整備工事(晴月橋) H19年12月

H28年8月 工務部 髙田