「日刊建設工業新聞」2022年4月4日版にて、弊社社員の記事が掲載されました。記事の内容をブログにも掲載させていただきますので、ぜひご覧ください。


橋梁用伸縮装置メーカー クリテック工業 インタビュー「後輩が成長できる道筋を」
日刊建設工業新聞 2022年4月4日版

後輩が成長できる道筋を

クリテック工業 工務部部長 石戸 杏奈さ

橋梁用伸縮装置(ジョイント)メーカーのクリテック工業に新卒で入り13年目。「ニッチな分野だが、(装置は)橋の外からも見える。自分がやったことが形に残る」とやりがいを語る。

就職活動中に営業職や専門外だった建設業に関心を持った。入社当時は「お客さまから『女性だから分からないかもね』と言われ、言い返す知識もなかった」と振り返る。悔しさをばねに現場経験を積み、「お客さまに負けない知識を身に付けるようにした」という。

現在は営業から施工管理まで担う工務部を率いる。ゼネコンなどの施工者、国や道路管理者といった発注者、建設コンサルタントに営業して回る。「以前は目の前の工事に精いっぱい」だったが、増員した今は設計から製品を織り込んでもらおうとPRに注力する。

立ち上げから携わる情報サイト「伸縮装置Navi」を画像を駆使し伝わりやすさを重視。サイト経由で問い合わせの増加実感している。「勉強になると言われると、売り上げに直接つながらなくてもうれしい」。

近年は採用業務にも関わり、長期的な人材育成の視点を意識する。「私が部長になったように後輩達が成長できる道筋を作りたい。仕事が楽しいと思える環境にしたい」と意気込む。

2児の母としても育児も奮闘中。子供たちが生きる将来を見据え、社会インフラに「良いものを提供していきたい」。