こんにちは、総務部の植村です。
12月8日、ベンチマーキングの一環として他企業の見学会に参加してきました。
行き先は「伊那食品工業」という、寒天製品の開発や販売などを主に行っている会社です。
この会社は、「いい会社をつくりましょう」という社是を掲げています。
(売上がいい会社?社風がいい会社?どんなことを目指しているんだろう?)
そんなことを考えながら、長野県の伊那市まで約3時間、高速バスで向かいました。
到着してまず驚いたのは、緑あふれる広大な敷地です。会社というより、レジャーパークのような感じです。
本社や工場だけでなくレストラン、ギャラリー、ホールなどの施設があり、誰でも利用することができます。
はじめにレストランで昼食をいただきました。
寒天や自社農園の野菜を使用したメニューだそうです。スープも寒天が入っていて、とっても美味しかったです(^^)
その後、社員の方の説明を聞きながら敷地内を順番に見学したのですが・・・
ごみが全く落ちていないのです!
芝生や木々も綺麗に手入れされています。
こちらは(お昼休み中の)工場の一部ですが、粉末を取り扱っているのに、機械も床もピカピカです。
話によると、毎朝始業前の30分、社員が自主的に掃除をしているそうです。
庭の用具置き場も、この通り!
後半は、塚越会長の講話を聞き、最後にショップでおみやげを買って帰りました。
講話では会社の理念・考え方を中心にお聞きしましたが、こんな話がありました。
- 「優しい人」とは、「人を憂う人」である。
- 「自分さえ」よければいい、「今さえ」よければいい、「お金さえ」稼げればいい、という考えでは人に迷惑をかけるし、世の中がよくならない
- 最終目的は、幸せになること。
「幸せになりたくない」という人は、いないのではないでしょうか。
でも、目先の幸せだけを追い求めても、決して長続きはしません。
他人のため・未来のために考え行動していくことで、最終的には自分の幸せにつながるのだと思います。
そして、「いい会社」とは・・・伊那食品工業の定義では、下記のような会社のことです。
単に経営上の数字が良いというだけでなく、会社をとりまくすべての人々が、日常会話の中で 「 いい会社だね 」 と言ってくださるような会社の事です。
「 いい会社 」 は自分たちを含め、すべての人々をハッピーにします。
そこに 「 いい会社 」 を作る真の意味があるのです。
まさに、「他人のため・未来のため」という考え方です。
実際に見学をしてみて、出会う社員の方は皆、感じがよくいきいきと働いているように見えました。
そしてそれはリーダーである塚越会長が先頭に立って実践しており、自然と賛同する社員がついてきているのだと感じました。
この考え方が根底にあれば、自主的に掃除をするというのも、自然で当たり前のことなのですね。
「好循環」のお手本を目の当たりにした!という感じです。
私の拙い説明では伝わらない部分も多くありますので、興味を持った方は機会があれば是非訪れてみてください!
私も、まずは掃除から、少し意識を変えて取り組んでみようと思います!