CRETEC通信では、弊社製品の納入実績や、新製品・新技術のリリース情報などを発信していきます!

技術ニュース

ハイブリッドジョイントLL-175、50年の耐久性を確認!

伸縮装置に求められる性能として耐久性が重要であることはよく知られています。
ゴム製ジョイントであれば15年、鋼製ジョイントであれば30年と言われることが多く、従来、当社の歯形製品ではFEM解析により30年相当の耐久性を確認していました。
しかし、試験で確認された耐久性よりも根拠としては弱いと思われてしまうことがあり、今回、疲労試験を行うに至りました。

まずは30年相当とされる360万回の載荷を行い変状がないことを確認したあと、追加して600万回の載荷を行いました。
その後も製品の変状や目立ったクラックも確認されませんでしたので、600万回の載荷=50年の耐久性があると証明されたことになります。

もっとも張り出しの大きいLL-175において試験を行いましたので、それより張り出しの小さいNS-20からLL-150についても同等の耐久性と見なすことができます。
ハイブリッドジョイント歯型タイプ(NS-20~LL-175)
また、伸縮量200mm以上の3LⅡAタイプについても同様に50年の耐久性を確認しております。
ハイブリッドジョイント3LⅡAタイプ

ライフサイクルコストを大きく抑えることができますので、ぜひ、採用を御検討ください!

納入実績紹介

余戸南地区(松山河川国道事務所)

大規模な新設工事で、たくさんの箇所に弊社製品をご採用いただきました!

採用製品はハイブリッドジョイント3LⅡA-350です。
その他、3LⅡA-200,300、LL-175、縦目地用製品HS-20も設置しております。

浅間橋(川口市)

4月入社の新入社員が初めて自分で受注して施工管理に入りました!

採用製品はハイブリッドジョイントNS-20です。

Q&A

Q
製品延長の規格値が±3mmとなっているが、0~+30mmではないのか。
A

国土交通省の「土木工事施工管理基準及び規格値」の3-2-12-5において、鋼製伸縮継手製作工の部材長は「0~+30」とありますが、これは鋼製フィンガージョイントの規格となっております。
当社製品のような製品ジョイントに関してはNEXCOの施工管理要領に記載があり、±3mmとされているため、この値を採用しております。

Q
補修工事で、伸縮装置の後打コンクリートにクラックが入ってしまった。
どうすればよいか。
A

超速硬コンクリートを打設した場合、硬化が非常に速いため、クラックが入る可能性がありますが、ヘアクラックであることが多いです。性能上の問題はないので、特に補修等の必要はありません。

御不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
編集担当者:工務部 石戸