東北6県の橋を、伸縮装置で長寿命に
―100年先を見据えた橋梁保全ソリューション―

青森・岩手・秋田・宮城・山形・福島。東北6県すべてで多数の橋梁に採用いただいています。

国土交通省、NEXCO各社、都市高速、地方自治体など、多くの公共団体で導入実績を重ねてきました。

鋼橋・PC橋などあらゆる橋種に対応する多彩なラインナップ。新設・補修、いずれの計画にも最適解をご提案します。

深刻化する、橋の老朽化

わが国には約73万橋の橋梁が存在し、その9割以上を地方公共団体が管理しています。建設後50年を経過した橋梁の割合は、2022年度時点で約34%。2032年度には約59%へと急増する見込みです。
(出典:国土交通省「老朽化の現状・老朽化対策の課題」)

立地環境が厳しい箇所では、老朽化による重大な損傷も顕在化しており、東北地方でも大規模橋梁の損傷がニュースとなりました。

橋の老朽化は、将来の課題ではありません。いま、対策の質が問われています。

長寿命化の鍵は「伸縮装置」

橋梁の損傷内訳で最も多いのは「支承部」で23%、次いで「伸縮装置」が19%。さらに、支承部の損傷の多くは、伸縮装置からの漏水が原因とされています。
(出典:国立研究開発法人土木研究所「橋梁ジョイント部の補修技術に関する研究」)

つまり、橋梁の長寿命化には高い止水性と長期耐久性を備えた伸縮装置の選定が不可欠です。

橋を守るべき装置が、橋を傷めていてはならない。私たちは、その本質から見直しました。

第三者機関が証明した「耐久性100年」

クリテック工業の伸縮装置「ハイブリッドジョイント」は、橋種や条件に応じた複数タイプを展開しています。

その中の一つ、「3LⅡタイプ」は第三者機関にて疲労載荷試験を実施。試験では最大260kNの荷重を1200万回クリア。これは25t大型車両が1200万台走行した想定で、橋梁設計供用期間100年に相当する耐久性を実証したものです。
※(一社)日本建設機械施工協会 施工技術総合研究所

荷重支持板とアンカープレートを縦型一体構造とする独自設計により、金属疲労による損傷は発生しません。橋梁用伸縮装置における初の快挙として、超長期信頼性を確立しました。

一般製品であれば100年の間に3〜4回必要だった交換が不要となり、ライフサイクルコストを大幅に低減します。

3LⅡタイプはメンテナンスフリー設計です。万一の破損時も目視で異常確認が可能なため、打音検査や超音波検査は不要です。

交通規制を伴う点検作業を削減できるため、住民への騒音影響や渋滞リスクの抑制にも直結します。

「長持ちする」だけでなく、「維持管理の負担を減らす」ことも、長寿命化の本質です。

すべての橋種に対応する製品ラインナップ

「ハイブリッドジョイント」は、多様な構造条件・交通条件・環境条件に対応。イニシャルコストを抑えながら、長期耐久性を実現します。長期視点で見れば、選択の違いが、将来の財政負担を左右します。

3LⅡタイプ/ 3LⅡAタイプ

右:静岡県静岡市 東名高速道路 安倍川橋
左:岩手県二戸市 八戸自動車道 沢内橋  右:福島県新地町 常磐自動車 新地きずな橋
  1. 《超長期耐久性100年・メンテナンスフリー》 第三者機関の疲労載荷試験により、耐用年数100年を確認
  2. 《大伸縮量・広遊間に対応》 3LⅡAタイプは伸縮量200~600mm、最大床版遊間量1,230mmまで、NEXCO仕様の3LⅡタイプは伸縮量150~500mm、最大床版遊間量1,030mmまで対応可能です。
  3. 《止水性50年》 第三者機関の止水試験により、止水材の耐用年数50年を確認
  4. 《低騒音無振動》 輪荷重支持間隔が小さく、走行時の衝撃振動が非常に小さいため、スムーズな快適走行が得られます。
  5. 《NEXCO基準に適合》3LⅡタイプはNEXCO 平成23年7月の基準改定適合製品です。
  6. 《NETIS登録》 登録No.KT-210067-A

LL/L/S/NSタイプ

右:青森県青森市 青森ベイブリッジ
左:秋田県北秋田市 松沢橋  右:山形県鶴岡市 羽黒橋
  1. 《長期耐久性・止水性50年》 第三者機関の疲労載荷試験により、耐用年数50年を確認。また、第三者機関の止水性能試験により、止水性50年を確認した製品です。
  2. 《ゴムと鋼材の接着をプレス加硫接着》 プレス加硫接着(支承と同じ製法)により、ゴムと鋼板の剥離が発生しないことを引張試験で確認しています。
  3. 《低騒音・無振動》 鋼製縦型歯型形状により、走行時のショックが少なく低騒音・低振動です。快適走行を実現します。
  4. 《一車線組立製品》工場にて一車線組立製品としたことで、製品精度・施工精度の向上を実現し、施工時間の短縮・施工の容易化・コスト削減も可能となりました。

TSタイプ

右:東京都西多摩郡奥多摩町 瀬波橋
  1. 《製品高さが低い75㎜》 近年、高さの低い伸縮装置の需要増加に合わせ、独自に製品を開発しました。製品高さの低いこの製品(高さ75mm)は一般的な舗装厚内に収まる高さで、特に古い橋梁などで床版厚に制限がある場合に最適な製品です。
  2. 《伸縮量・形状に合わせた設計》 箇所ごとの伸縮量、形状に合わせて設計製作しております。接続部や超小規模橋、歩道部など様々な場面で使用可能です。
  3. 《高い止水性》 ジョイント同士の接続部及びゴムと鋼板部分はプレス加硫接着によって接着され、剥離が起こらず、止水性に優れています。
  4. 《短時間施工》切り欠き深さが浅いため、従来品よりも施工が短時間で完了できます。

CF/NCFタイプ

右:宮城県仙台市 東北自動車道 中山橋
  1. 《NEXCO仕様》 NEXCO 平成23年7月の基準改定適合製品です。
  2. 《高い止水性》 弾性シール材とゴムシートによる止水構造です。
  3. 《低騒音で快適走行》 形状が歯型であるため、走行時の衝撃が少なく低騒音です。
  4. 《一車線工場組立製品》工場にて一車線分を繋ぎ合わせて納品しますので、現場での接続作業が最低限で済み、漏水リスクを減らすことができます。
  5. 《二次止水材》標準仕様です。

TCFタイプ

岩手県二戸市 八戸自動車道 沢内橋
  1. 《東北仕様 圧雪対応》 積雪地域では降雪後の車両通行によって踏み固められる「圧雪」の影響により、通常とは異なる負荷が生じるため、止水材の耐久性に優れた製品が不可欠です。TCFタイプは国土交通省東北地方整備局が定める10kNの圧雪荷重をクリア。東北地方整備局の仕様に準拠した製品です。TCFタイプは東北地方以外の積雪地域においても導入いただけます。
  2. 《除雪誘導板》 除雪車の刃が伸縮装置に引っかかることを防ぐため、除雪誘導板を標準装備製品本体を守るだけではなく、除雪作業時の安全性にも配慮。積雪地域では必須の仕様です。除雪誘導板の取り付けは片側、両側、どちらでも対応可能。TCFタイプを施工する環境に合わせてお選びいただけます。
  3. 二次止水材 止水材が表面に露出することのないフェースプレートタイプ構造の伸縮装置を採用し、二次止水材を標準装備しています。
  4. 《一車線工場組立製品》
  5. 《NEXCO仕様》NEXCO 基準の疲労耐久性、止水性の試験に合格しています。第三者機関の疲労載荷試験により、耐用年数50年を確認しています。

他にも鋼床版用や歩道用など、様々なタイプを揃えています。ご相談ください!

東北の橋を、100年先へ。

私たちクリテック工業は、伸縮装置の専門メーカーとして培った技術で、これからも東北地方の橋梁長寿命化に貢献してまいります。

伸縮装置の選定は、橋の寿命だけでなく、将来の維持管理費や予算計画にも大きく影響します。

まずは情報収集からでも構いません。他製品との違いを整理したい。ライフサイクルコスト比較資料、耐久試験データ、東北での施工実績資料など、資料をご提供いたします。どの段階でも、どうぞお気軽にお問い合わせください。

東北の橋を、100年先へ。
その一歩を、ここから。