トラス構造とは棒状の部材を端をピンで固定して作られた、三角形状を多数連結した骨組み構造のことを言います。棒状の部材を四角形状に組み合わせると、ゆがんでしまうことがあります。

上図のようにトラス構造は、接点で受けた力を分散させ、支持部にモーメントが生じさせないという特徴があります。

また、下のようなワーレントレスの場合、応力は斜めの部材にのみに生じ、垂直部材には生じないため、省くことが出来ます。

このように、トラス構造は少ない部材にも関わらず、材料の曲げを起こらせることなく安定した構造体を作ることが出来ます。
小さな三角形を横方向に多数連結したトラス橋は、このようにして軽量で高い強度の橋を構成しているのですね。