先日、当社の取り扱い製品であるハイブリッドジョイント3LⅡ-350が
NEXCOの規定する疲労試験及び止水試験に合格しました!

ハイブリッドジョイント3LⅡタイプ
高速道路に設置されたハイブリッドジョイント3LⅡ

当該製品はNEXCOにおける分類上、「製品ジョイント」に分類される製品で、
許容伸縮量は350mm、最大適用遊間量は730mmです。
従来、NEXCOにおいて使用可能な製品ジョイントの中で
最大のものは許容伸縮量230mm、最大適用遊間量は415mmでしたので、
今回の合格により当該製品が最大(※当社調べ)となりました。

NEXCO製品の伸縮量等の仕様はこちら

このことで、これまではフィンガージョイントでしか対応できなかった
大規模橋梁においても製品ジョイントが使用可能になり、
大幅なコストカットが見込まれます。
また、フィンガージョイントと比較して30%以上軽量であるため、
施工性にも優れ、工期短縮が期待できます。

従来から課題であった継ぎ目の止水性に関しても改良を施しており、
現場での接続箇所はファスナー構造となっています。
これにより、継ぎ目部分も製品本体部と同等の止水性を確保することに成功しました。

日本で高速道路が作られ始めてから50年余り、大型橋梁の補修の必要性も叫ばれている中、
今回の合格により高速道路の改良がますます活性化していくことを願っています。

令和2年9月 工務部 石戸