2026年1月1日発刊の「橋梁新聞」に、
「ハイブリッドジョイント3LⅡタイプ 名神高速集中工事に採用 大型フィンガージョイントを製品ジョイントに交換」の記事が掲載されました。
記事は、工事を担当した当社社員、工務部山嵜へのインタビューとなっています。ぜひご覧ください。


橋梁新聞 2026年1月1日版

ハイブリッドジョイント3LⅡタイプ 名神高速集中工事に採用 
大型フィンガージョイントを製品ジョイントに交換

(前文)
クリテック工業の主力商品であるハイブリッドジョイントが2025年11月に行われた名神高速道路の瀬田東IC/JCT~吹田IC間の集中工事に採用された。1次下請主任技術者として工事を担当した同社工務部の山嵜智裕氏に聞く。

(本文)
――名神高速道路の集中工事のハイブリッドジョイント工事について
山嵜主任技術者
 名神高速道路の瀬田東IC/JCT~吹田IC間で、11月8日~29日まで集中工事が行われました。
 その一環の「令和5年度 京都高速道路事務所管内 伸縮装置取替工事」で、1次下請のわれわれは老朽化したフィンガージョイントを当社のハイブリッドジョイントに取り替えるため、11月10日~21日の平日10夜間、夜間通行止めの中で取替工事を実施しました。

――採用の経緯は
山嵜
 過年度工事において、当社の最大級のジョイントである「3LⅡ-350」が同じく京都高速道路事務所管内で採用されました。これはNEXCO西日本関西支社管内の大型フィンガージョイントが製品ジョイントに交換された初の事例と聞いております。今回の仕事は、その実績から受注させていただきました。
 その工事は既設フィンガージョイント幅約1500㍉、遊間量約600㍉、伸縮量約250㍉という非常に厳しいもので、地震時移動量も踏まえると、二の足を踏む企業が多く、そこで白羽の矢が立ったのが当社の「3LⅡ-350」でした。
 今回の取替工事では3LⅡタイプでも小型のものが選定されました。

――ハイブリッドジョイントの特長を
山嵜
 耐久性が高くメンテナンスフリーですので、維持管理がしやすい点が挙げられます。
 30年程度の耐用年数があれば十分とされる伸縮装置ですが、当社では、2024年10月~11月にかけ、3LⅡ-350を使って日本建設機械施工協会の施工技術総合研究所で疲労試験を実施し、『耐久性100年』のお墨付きを頂いています。

――今回の集中工事で気を付けたことは
山嵜
 同区間では、毎年のように、集中工事が実施されています。今年度工事に向けた現場調査は、昨年の集中工事の際に実施しました。
 工期が短く限定された上、周辺には住宅があり、騒音を伴う作業は0時までしかできないという非常に制限が厳しい工事とも認識していました。
 20時から夜間通行止めとなりますが、我々が現場で作業に取り掛かることができるのは21時を回ってしまいます。実質3時間もないため、とにかく効率を重視しました。計画を練りに練った上で、現場では臨機応変を心掛け、作業進捗の時間管理を徹底し、元請・協力会社とも侃々諤々、話し合いながら進めました。

――最後に
山嵜
 今回の仕事は調査なども含め1年半以上の長期にわたる仕事でしたが、現場が動き出せば私の主な仕事は施主や元請の担当者、また計4社の協力会社らがうまいこと連携を図ることができるよう、いわば調整役に徹する事になります。チーム力で進む仕事というのは、そうした調整役にこそやりがいがあると思っています。人手の確保に難しい業界ではありますが、これからこの業界に入ろうという若い担い手にはそれを伝えたいと思います。

――ありがとうございます