2024年9月1日発刊の「橋梁新聞」に、
8月19日開催の「第3回クリテックアカデミー」の記事が掲載されました。
記事の内容をブログにも掲載させていただきます。ぜひご覧ください。


橋梁新聞 2024年9月1日版

クリテック工業 第3回クリテックアカデミー開催
小学生向け体験学習で橋梁学ぶ

クリテック工業(本社:東京都港区、若林勇二社長)は8月22日、小学生を対象に夏休みこども体験学習「第3回クリテックアカデミー」を同社・本社内で開催した。

「街づくりから学ぶ社会の流れ」をテーマに、橋梁などインフラが、人々の生活に密接に関わることを学び、さらに体験エ作を通じ、橋のメカニズムについても学ぶ夏休み中の小学生を対象にした教室。SNSなどで応募してきた11人が参加した。座学では11人が2つのグループに分かれ、平面の地図上に、鉄道、道路、橋梁など様々なインフラを協力し合って設置、自分たちが住みたくなる街づくりを行うことで、普段、何気なく使うインフラの役割を学んだ。

またゲスト講師として内田公認会計事務所(神戸市)の内田朋宏所長が登壇し、お金とインフラ整備に関する講義を行った。レインボープリッジ建設にかかる費用がハーゲンダッツアイス40万個分(建設費約1300億円、ハーゲンダッツ325円で計算)になることなど、わかりやすい説明によりインフラ整備に要す費用と効果を講義、内田氏は「現在、様々なところで子供向けにお金についてのセミナーが行われていますが、投資教育などに偏っているように思います。もちろんこれも重要ですが、インフラなど生活に必要なものがどのぐらいの費用でできるかを学ぶことで、よりお金についての理解を深めることが出来ると思う」と語った。

※記事中に8月22日開催とありますが、正しくは8月19日開催です。

体験工作
厚紙で橋梁づくり

体験工作では厚紙一枚を用いて、いかに頑丈な『橋梁』を作るかを学んだ。

厚紙はどのような形に折っても良く、参加者は独自の工夫で様々な形に折り込んだものの、なかなか必要な強度は得られない。講師のヒントもあり徐々に三角形に折り込むことでより強度が増すことに気づき、さらに厚紙を蛇腹状に折って三角形の集合体(トラス)にすることで、5本以上のペットボトルを乗せることができる厚紙の「橋梁」も現れた。

正解を与えられるのではなく独自の正解を「作る」過程を通し、橋のメカニズムを学ぶことにも繋がったようだ。

学習の終了後には若林社長から記念品が贈呈された子供たちからは、「三角形が集まっているものは四角形より強いことが分かった」など的確な感想もあり、体験を通じた学習効果が明らかに見られ、何より全員が「また参加したい」と回答し、楽しく学んだ様子が見て取れた。

若林社長は「楽しみながら学んでほしいと思い始めたことですが、将来、橋に関わる仕事をしてもらえたら何より嬉しい。今後も続けていくつもりです」と語った。