8月3日、クリテック工業本社で、夏休み子ども体験学習「第5回クリテックアカデミー」を開催しました!

「クリテックアカデミー」は、子どもたちに橋や道路など、私たちの暮らしを支えている土木技術について、実験や体験を通して楽しく学んでもらうワークショップです。

今回で開催は5回目。

定員8名で募集したところ、予想を大きく上回るお申し込みをいただき、参加枠を拡大。当日は小学1年生から5年生まで、過去最多となる13名の子どもたちが参加してくれました。

さらにキャンセル待ちは20名に。

たくさんのご応募、ご参加、本当にありがとうございました!

イベント終了後に送付した参加者へのお礼状

今回のテーマは「コンクリートは生きている?」

今回のテーマは、

「コンクリートは生きている?~温度でのびる・ちぢむ構造のひみつ~」

です。

橋や道路など、私たちの身近なところで使われているコンクリート。

硬くて頑丈で、「動かないもの」というイメージがありませんか?

実はコンクリートも、暑くなるとわずかに伸び、寒くなると縮みます。

そこで今回は、「コンクリートって何でできているの?」「本当に温度で伸びたり縮んだりするの?」といった疑問を、座学と実験を通して一緒に考えていきました。

「橋って動くと思う?」クイズからスタート!

第一部は、当社PRキャラクター「クリテックン」と一緒に、橋やコンクリートについて学びました。

道路橋や鉄道橋など、身近にある橋の種類を紹介したほか、

「コンクリートは何からできている?」
「硬いコンクリートは動く?動かない?」
「夏と冬で橋はどう変わる?」

などをクイズ形式で出題。

子どもたちは「はい!」「わかった!」と元気いっぱいに手を挙げて答えてくれました。

普段何気なく渡っている橋にも、「なぜ?」「どうして?」がたくさん隠れています。

まずはその不思議に気づいてもらうところから、今回の体験学習が始まりました。

セメントを“ねりねり”!コンクリートを体感

第二部はいよいよ体験学習です。

最初に挑戦したのは、コンクリートの材料となるセメントを使った体験。

紙コップに用意した材料へ水を加え、実際のコンクリートづくりのように、自分たちの手で混ぜてもらいました。

水を加える前は粉だったものが、混ぜることでだんだんと変化していきます。

固まる前は柔らかいため、さまざまな形に流し込むことができ、時間が経つと硬くなる――。

実際に触れてみることで、なぜコンクリートが橋をはじめとする多くの構造物に使われているのかを体感しました。

温度で本当に変わる?ペットボトルと風船で実験!

続いては、ペットボトルと風船、お湯を使った実験です。

テーマは「温度による伸び縮み」。

まずは、これから何が起こるのかをみんなで予想します。

そして実験開始!

温度が変化すると、目の前で風船にも変化が……。

「おおー!」
「変わった!」

と、子どもたちから驚きの声が上がりました。

目ではなかなか確認できない「温度によって物が伸びたり縮んだりする」という現象を、身近なものを使って“見える化”しました。

子どもたちは実験結果をじっくり観察しながら、自由研究シートにも書き込んでいきます。

予想して、実験して、観察して、結果を考える。

楽しみながら、科学的に考えるプロセスにも触れてもらいました。

実験の先には、クリテック工業の「伸縮装置」

ここからが、橋梁用伸縮装置メーカーであるクリテック工業ならではの学びです。

「暑いと伸び、寒いと縮む」。

では、大きな橋が伸び縮みしたらどうなるのでしょうか?

そこで登場したのが、当社の橋梁用伸縮装置「ハイブリッドジョイント 3LⅡタイプ」の模型です。

橋梁用伸縮装置は、橋桁の端部などに設置され、温度変化などによる橋の伸び縮みを吸収する重要な設備です。

普段、道路を走っていると何気なく通り過ぎてしまう小さな部分ですが、橋を安全に使い続けるために大切な役割を担っています。

子どもたちだけでなく、一緒に参加された保護者の皆さんも伸縮装置の模型に興味津々。

実際に模型を見ながら、橋の構造や伸縮装置の役割について理解を深めていただきました。

みんなで「未来の街」をつくろう!

第三部では、少し視点を広げて「未来の街づくり」に挑戦しました。

子どもたちは3チームに分かれ、白紙の地図から街をつくっていきます。

用意されたのは、学校、役所、交番、病院、消防署、ホテル、住宅、そして橋など。

「小学校はどこにあったら便利かな?」
「病院はどこに必要?」
「安全に暮らすためには、何がどこにあればいい?」

チームのみんなで意見を出し合いながら、一つの街を完成させました。

出来上がった地図は、どれも個性豊か。

駅の近くにバス停を配置した利便性の高い街、木がたくさんある緑豊かな街、さらには空飛ぶクルマが行き交う未来の街も!

子どもたちの自由な発想に、私たちスタッフも驚かされました。

土木の仕事は、単に橋や道路を「つくる」だけではありません。

「どうすれば、みんなが安全で便利に暮らせるだろう?」

そんなことを考え、街や社会をつくっていく仕事でもあります。

今回の街づくりを通して、その一端を感じてもらえたのではないでしょうか。

卒業生が今度は「支える側」に

今回、私たちにとってもうれしい出来事がありました。

かつて「クリテックアカデミー」に参加し、現在は中学生となった卒業生が、今回はスタッフとして参加してくれたのです。

会場の準備をはじめ、参加する子どもたちのサポートなど、運営する側としてアカデミーを支えてくれました。

かつて「学ぶ側」だった子が、今度は新しい参加者を「支える側」になる。

5回にわたって活動を続けてきたからこそ生まれた、とてもうれしい学びのつながりです。

「今日学んだことを、誰かに話してみてください」

最後には質問タイムも実施。

「社長のお仕事は?」
「橋の寿命は何年?」
「クリテック工業の仕事で大切なことは?」

など、子どもたちから次々と質問が飛び出しました。

そして締めくくりには、代表の若林から一人ひとりに賞状と「キッズ社員証」を贈呈。

「今日の学びを一つでも持ち帰って、家族や周りの人に話してみてください」

と子どもたちへメッセージを送りました。

また今回、新正堂様から子どもたちへのお土産として「景気上昇最中」をご提供いただきました。子どもたちにも大好評でした。新正堂様、温かいご支援をありがとうございました。

土木への興味の“種”を未来へ

自然災害の激甚化やインフラの老朽化が社会課題となる一方、それを支えていく土木分野では、次世代を担う人材の育成も重要になっています。

だからこそクリテック工業では、子どもたちにまず「土木っておもしろい!」と感じてもらうことを大切にしています。

橋の種類を一つ知る。
コンクリートの性質を一つ知る。
道路の継ぎ目に伸縮装置があることを知る。

そんな小さな発見をきっかけに、いつもの街の景色が少し違って見えるようになるかもしれません。

今回、13名の子どもたちと保護者の皆さんにご参加いただき、会場となった会議室は満員となりました。キャンセル待ちも20名に上るなど、回を重ねるごとに「クリテックアカデミー」の輪が広がっています。

より多くの子どもたちに体験してもらうため、今後は外部の大きな会場での開催なども検討していきたいと考えています。

クリテック工業はこれからもCSR活動の一環として「クリテックアカデミー」を継続し、橋や道路、そして私たちの暮らしを支える社会インフラに興味を持つきっかけをつくってまいります。

ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!

次回の第6回クリテックアカデミーは、2027年8月に開催予定です。
参加者募集は、当社ホームぺージやSNSで告知させていただきます。

ぜひ、クリテックアカデミーで一緒に学び、橋や街づくりの面白さに触れてみませんか?
みなさまのご参加をお待ちしています。

令和8年8月 工務部マーケティングチーム 水野