この度、当社の吉田技術顧問が、土木学会主催「2024年度インフラメンテナンス表彰」において、「インフラメンテナンス マイスター賞」を受賞されました。

 この賞は、長年にわたりインフラメンテナンス分野で顕著な功績を挙げ、業界発展に多大な貢献をした技術者に贈られる名誉ある賞です。2月27日には、都内の土木学会講堂で表彰式が開催され、マイスター賞9名のほかにプロジェクト賞6件、エキスパート賞9名等に賞状が贈られました。

表彰式にて表彰状を授与される吉田技術顧問(左)
表彰式にて表彰状を授与される吉田技術顧問(左)
受賞の感謝を述べる吉田技術顧問(左)
受賞の感謝を述べる吉田技術顧問(左)

インフラメンテナンス賞の詳細は下記リンク先にてご確認ください。
◆公益社団法人 土木学会 インフラメンテナンス総合委員会
「2024年度 インフラメンテナンス賞の授賞対象の決定(詳細資料PDF) 」

 吉田技術顧問は、本州四国連絡橋公団でのハンガーロープ交換や薄層舗装の導入東京湾横断道路での渦励振対策など、国家的プロジェクトで卓越した技術力と豊富な経験を発揮し、重要な役割を果たされました。そして国内のみならず、マレーシアでの技術指導など、海外のインフラメンテナンスにも尽力され、国際的な技術交流にも貢献されました。

 さらに、橋梁定期点検要領に基づく研修会講師や論文発表、書籍出版を通じて、次世代の技術者育成と技術普及にも積極的に取り組んでおられます。

橋梁技術者が見たマレーシア_吉田好孝著_書影

「橋梁技術者が見たマレーシア
 ―輝く入道雲の国の橋と人々、文化―」
              吉田好孝著
本州四国連絡橋公団(当時)出身で、後に橋梁調査会研究部長などを歴任した吉田好孝が、JICA(国際協力機構、当時は国際協力事業団)からマレーシアに橋梁専門家として派遣された頃の思い出をつづった一冊。橋梁通信社より出版。
Amazonで購入できます。▶販売先はこちら

 今回の受賞は、吉田技術顧問の長年にわたる卓越した功績と、インフラメンテナンス分野への多大な貢献が、高く評価された結果と言えるでしょう。

 長年培われた吉田技術顧問の知識や経験は、当社の技術力向上に大きく貢献しています。今回の受賞は、私たち社員一同の誇りであり、今後の業務への大きな励みとなります。

 吉田技術顧問は「伸縮装置については長期耐久性が必要となり、補修や交換などのメンテナンスの重要性もますます高まるでしょう」と強く感じています。当社もこの時代の趨勢に沿って、社会に貢献していきたいと思います。

令和7年3月 管理部 水野