子ども達に建築・土木の面白さに触れてほしい
連日暑い日が続く中、8月19日に「クリテックアカデミー」を開催しました。
好評だった昨年8月の第2回に続き、第3回の開催です。
「クリテックアカデミー」は当社のCSR活動の一環です。
年々、土木業界の担い手が減少する中、子ども達に建築・土木の面白さに触れてもらうために体験学習を開催。
次世代を担う子ども達への啓発につなげ、土木業界の発展にも寄与することを目指しています。
今回は前回の6名から大幅に増え、なんと11名の子ども達が参加してくれました。
参加者は小学1年生から6年生で学年も様々。男の子、女の子もほぼ半々。バランスよく集まりました。
「まち」ってな~に?
最初の学習は「まち」についてです。「まち」って一体何なのか、子ども達といっしょに考えていきました。
「まち」と共に「インフラ」とは何かも、みんなで学んでいきました。
橋ってな~に?
次に「橋」について学習しました。
まずは、橋って何か、その役割についてみんなで考えていきました。みんな元気に手をあげて、質問に答えてくれてうれしかったです。
次に動画を視聴して、橋の種類や構造を学びました。当社のキャラクター クリテックンが解説する動画を、みんな興味津々で見ていました。
そして、クリテック工業はどんな会社か、伸縮装置(ジョイント)とは何かを、みんなで学んでいきました。
橋ってすごい!
今回は新たな試みとして「橋をお金の観点から見てみよう」という学習を、公認会計士の先生を招いて行いました。
当社の近くにあるレインボーブリッジを題材にして、レインボーブリッジをつくるのにいくらかかったか、そのお金でアイスクリームは何個買えるのか。あるいは消防車は1台いくらか、消防車なら何台買えるか等々、子ども達に身近なことを織り交ぜながら学習を進めていきました。
橋を架けるのは大変なこと、お金がかかることを知った子ども達は「みんなの生活が良くなるように、いい橋を作って、いい場所に作らないとね」と話していました。
実際に街や橋をつくってみよう!
そして、子ども達お待ちかねの工作の時間です。
最初は子ども達が2班に分かれ、街のイラストマップをつくっていきました。先ほど学習した「まち」って何か、「橋」って何かを思い出しながら、ほぼ無地のマップに描きこんでいきました。
事前に用意したマップには橋や建物がなく、殺風景なマップです。子ども達は、橋や建物、生活する人などのイラストを切り貼りしたり、自分で絵を描いたりして、思い思いの街をつくっていきました。
できあがった街のイラストマップに、子ども達は大喜び!
子ども達の笑顔に、私たち大人もとてもうれしく思いました。
実際に橋をつくってみよう!
続いては、恒例の工作実験!
画用紙たった1枚で橋づくりに挑戦しました。1枚画用紙をどうやったら、重石のドリンクを乗せられるか。何本乗せられるか。子ども達にミニチュア版の橋づくりの試行錯誤をしてもらいました。
みんな思い思いに画用紙を折って橋をつくっては、重石のドリンクが何本乗るか、ワーワーキャーキャー言いながら挑戦していきました。
子ども達が悪戦苦闘する中、クリテックンが動画で登場!
「三角形が強いよ」「トラス構造が橋には使われているよ」とヒントを出してくれました。
そして、再び工作を開始。
トラス構造を意識して橋をつくっていきました。
すると、重石の重さに耐えられる橋が次々に完成。重石のドリンクを積み重ねられるようになりました。
子ども達は「僕は〇本!」「私は〇本!」と喜びの声をあげていました。
子ども達を橋博士に認定!
橋づくりの子ども達の興奮冷めやらぬ中、「社長に質問コーナー」を開催。
子ども達から橋やジョイントについて、様々な疑問を投げかけました。
質問には、社長や社員がわかりやすく回答。子ども達はとても勉強になったようです。
子ども達が楽しく取り組んで、あっという間に閉会の時間となりました。
最後は、子ども達みんなを橋博士と認定して、社長から子ども達に、当社の「キッズ社員証」を授与しました。
子ども達は、大人の仲間入りできたと感じた様子で、とてもうれしそうでした。
「このクリテックアカデミーをきっかけに、橋や建設、土木に興味を持ち、子ども達が橋に関する仕事に一人でも就いてくれたら嬉しいです」と、会の冒頭で当社社長からご挨拶させて頂きました。
これから健やかに成長した子ども達が、橋や街づくりの仕事に携わり、新しい時代や社会をつくってくれたら。その思いを次回のクリテックアカデミーにもつなげていきたいと思います。
クリテックアカデミーは、引き続き定期的に開催予定です。
予定が立ちましたら、あらためて告知させていただきます。
社外の読者の方で、子どもと参加したいなど、ご興味がございましたら下記にご連絡ください。
E-mail: info@cretec.jp
次回の予定などをご連絡させていただきます。
社員の皆さん、周りで興味を持つ子ども達がいらっしゃいましたら、ぜひ参加を呼び掛けてください。
土木や当社のファンを増やしていきましょう。
令和6年8月 管理部 水野